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IOTA/EA & DESTINY+

(3200)Phaethon Observation Campaign

2024.11.16 (UT)

Phaethonの掩蔽観測に参加してDESTINY+ミッションに協力してくださる方募集中!

掩蔽現象の詳細と観測

Date(日時): 2024 Nov 16 from 18h 55m to 19h 5m (UT)

(日本時間では2024年11月17日の未明3時55分から4時5分になります)

Star(隠される恒星): UCAC4 647-018316

RA(赤経): 04:18:21.6701, DEC(赤緯): 39:16:20.788,  Mv(等級) 12.5 mag

Duration​(掩蔽現象の継続時間):  0.24 sec (Max) 

これまでの観測で、Phaethonは赤道部が膨らんだひし形(ダイヤモンドのような形)であることわかっていますから、赤道付近の影の長さを測る場合は最大0.24秒の継続時間になるこ予想されます。しかしながら、Phaethonの端っこの影の長さを測る場合は継続時間はもっと短くなります。

Mag Drop(減光): 4.2 mag Phaethonが恒星を隠した時、恒星の明るさが4.2等暗くなります。

Asteroid (小惑星): (3200) Phaethon 16.7 mag(=Phaethonの見かけの明るさ)

Area(掩蔽帯):Kinki, Korea, China

掩蔽帯は近畿地方、韓国、中国を通過します。詳しくは下図参照のこと。

occ_zone.jpg

Finding chart (30分角 x 30分角)

 

掩蔽現象が起こる時、Phaethonはペルセウス座にいます(ペルセウス座とぎょしゃ座の間)。

Phaethonが掩蔽する星の近くに恒星がいるので、相対測光用の比較星を同じ視野に入れて撮像できます

しかし、Phaethonが掩蔽する星と比較星はかなり近いので、それぞれ独立して測光できるように、視野を拡大して撮像する必要があります。

Visibility

掩蔽時のPhaethon方向は西北西、高度は約52度です。高度は十分なので、西側に高い建物がない場所を選べば観測できます。ほぼ満月の月が真西方向にあり、Phaethonと結構近いです。

観測方法 Observation method

露出時間:30 ミリ秒程度

理想は30msecくらいですが、隠される恒星UCAC4 647-018316が十分写る(S/N~3くらい)ように露出時間を調整してください

時刻精度:1 PPS LED emission and GPS timekeeping or equivalent time accuracy required

GPSと時刻同期して、コンピューターの時刻をあらかじめ合わせておくことに加えて、LED照射を行って、解析でsubフレームまでの時刻を読み取れるようにします。

S/N:S/N >3が望ましい。

観測期間:

2024年11月16日18h 55m ー 18h 59m (UT)まで

18:55:LED照射開始 (1分間) 

18:56:本観測(2分間) 

18:58:LED照射開始 (1分間)

18:59 :終了

相対測光しますので、ターゲットの恒星UCAC4 647-018316​の他に近くの星も入るようにご撮影ください。

一緒に観測してみませんか?

この観測に興味がある方はぜひご連絡ください。

観測グループのメーリングリストに登録して、観測日が近づきましたら、観測方法や観測時の注意事項、観測地点等の情報を共有します。

有難うございました!
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