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IOTA/EA & DESTINY+

(3200)Phaethon Observation Campaign

2025.09.19 (UT)

Phaethonの掩蔽観測に参加してDESTINY+ミッションに協力してくださる方募集中!

掩蔽現象の詳細と観測

Date(日時): 2025 September 19 from 16h 38m to 16h 59m (UT)

(日本時間では2025年9月20日の未明1時38分から1時59分になります)

Star(隠される恒星): UCAC4 660-021020

RA(赤経): 04h 07m 38.8770s, DEC(赤緯): +41° 59' 10.512"(J2000),  Mv(等級) 13.1 mag

Duration​(掩蔽現象の継続時間):  0.51 sec (Max) 

これまでの観測で、Phaethonは赤道部が膨らんだひし形(ダイヤモンドのような形)であることわかっていますから、赤道付近の影の長さを測る場合は最大0.51秒の継続時間になるこ予想されます。しかしながら、Phaethonの端っこの影の長さを測る場合は継続時間はもっと短くなります。

Mag Drop(減光): 5.3 mag Phaethonが恒星を隠した時、恒星の明るさが約5.3等暗くなります。

Asteroid (小惑星): (3200) Phaethon 18.4 mag(=Phaethonの見かけの明るさ)

Area(掩蔽帯):South Hokkaido/Japan

掩蔽帯は北海道南部を通過します。詳しくは下図参照のこと。

Information of the occultation event (掩蔽情報)

http://hal-astro-lab.com/asteroid/20250919Phaethon.html

Finding chart (30分角 x 30分角)

 

掩蔽現象が起こる時、Phaethonはペルセウス座付近にいます(ペルセウス座とぎょしゃ座の間)。

Phaethonが掩蔽する星の近くには、相対測光用の比較星となる星がいくつかあります。できる限りF値を小さくして比較星とともに撮像します

今回はPhaethonが掩蔽する星のすぐ近くに少し暗い星がいます。二つの星を分離できない場合はまとめて測光するしかないかもしれません。事前に使用する機材でテスト観測を行い、視野の大きさ、適正な露出時間等決めてください。

Visibility

下の図は掩蔽が起こる日のPharthon(実線)と月(波線)の高度変化を示しています。横軸は時刻です(下の数字が日本時刻)。掩蔽時(1時半過ぎ)のPhaethonの高度は60度を超えています。

経験豊かな掩蔽観測者がテスト観測を行い、事前のzoom会議での打ち合わせで観測方法を説明しますので、観測キャンペーンに参加してくださる方は下の参加登録formから必ずお申し込みください。

2025.09.19.gif

観測方法 Observation method

露出時間:20msec から 124msec の間でご自分の観測装置に適した露出時間を選択してください。

事前にご自分の観測装置でテスト観測を行い、SN比が5以上になるように撮像してください。その際、隠される恒星は絶対サチらないようにします。

時刻精度:GPSと時刻同期して、コンピューターの時刻をあらかじめ合わせておくことに加えて、LED照射を行って、解析でより正確な時刻を読み取れるようにします。

観測例:

2025年09月19日16h 50m ー 16h 54m (UT)まで

16:50:LED照射開始 (1分間) 

16:51:本観測(2分間) 

16:53:LED照射開始 (1分間)

16:54 :終了

相対測光しますので、ターゲットの恒星UCAC4 660-021020の他に近くの星も入るようにご撮影ください。

一緒に観測してみませんか?

この観測に参加していただける方は興味がある方は以下のformからお申し込みください。

参加登録form

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdX1U2CmXlGs4IVLCsNQjKacfLuRlnRdK8L-CmCVHINwH0eWQ/viewform

観測と掩蔽観測ワークショップがセットになっておりますが、観測だけに参加することもできます。

観測の事前打ち合わせを行う都合上、8月31日までにお申し込みください。

ご参考までに、掩蔽観測ワークショップの情報はこちらをご覧ください。

https://fumi-yoshida.wixsite.com/occultation-ws

今回のワークショップは第5回目となります。

​なお、この観測はIOTA/EA主催の観測キャンペーンでもあります。

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